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筋トレが柔道界に導入された経緯

『臨床整形外科2015Vol.50No.9』(医学書院)9月号に掲載されている、
誌上シンポジウム
「Life is Motion ― 整形外科医が知りたい筋肉の科学」での、
 
神谷武先生(JCHO東京新宿メディカルセンター整形外科)のテーマは、
『世界と戦うために―全日本柔道における筋力トレーニングの現状と未来への提案』となっています。
 
内容としては以下の5つの具体的なテーマになっています。
 
①筋トレが柔道界に導入された経緯
②日本柔道における筋トレの現状
③なぜ日本柔道は筋トレに対して否定的なのか?
④未来への提案(嘉納治五郎師範が目指した柔道とは?)
⑤まとめ
 
今日は上記のような内容の中の①「筋トレが柔道界に導入された経緯」について、私の解釈を通して、概略を説明したいと思います。
 
まず驚きの真実があります。
 
嘉納師範は、柔道の創始者のみならず、「日本近代筋力トレーニングの父」と呼ばれているそうです。
 
ボディビル関係者であればほとんどの方が知っている“ユージン・サンドウ”という方が著された『サンダウ体力養成法』を翻訳し、1900年に出版されています。
 
ちなみに、プロボディビル大会の最高峰であるミスターオリンピアのトロフィーは「サンドウトロフィー」といいます。
 
このように嘉納師範は筋トレを柔道界に紹介していますが、残念なことに普及することはなかったということです。
 
その理由として、必要性を感じていなかったようです。
 
当時は体力に勝る外国人に日本人の持っている技術が十分通用したということが挙げられています。
 
やがて柔道が世界中に広がり、
外国人が技を身に付けるようになってくると、
 
いろんな戦略を取れるようになり、
日本人は国際大会で苦戦するようになっていきます。
 
1988年、ソウルオリンピックの惨敗をきっかけとして、筋トレを取り入れるようになりました。
 
敗因については、基礎体力不足というのが徹底的な調査の結果、浮かび上がってきたそうです。
 
東海大学の有賀誠司先生が指導に当たることで、日本柔道界に本格的に筋トレが導入されることになりました。
 
私はボディビル大会において、有賀先生と国内大会だけでなく、国際大会にもご一緒したことがあります。
 
日本トップクラスのボディビルダーで、筋肥大・筋力増強にとことんこだわった方が柔道に関わることは大変素晴らしいと思います。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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筋トレと柔道界

『臨床整形外科2015Vol.50No.9』(医学書院)9月号に掲載されている、
誌上シンポジウム
「Life is Motion ― 整形外科医が知りたい筋肉の科学」での、
 
神谷武先生(JCHO東京新宿メディカルセンター整形外科)のテーマは、
『世界と戦うために―全日本柔道における筋力トレーニングの現状と未来への提案』となっています。
 
内容としては以下の5つの具体的なテーマになっています。
 
①筋トレが柔道界に導入された経緯
②日本柔道における筋トレの現状
③なぜ日本柔道は筋トレに対して否定的なのか?
④未来への提案(嘉納治五郎師範が目指した柔道とは?)
⑤まとめ
 
上記のような内容に入る前に、柔道についての概略的な説明をされています。
 
柔道は、1882年、嘉納治五郎という人が創始されたものです。
 
柔術各流派の優れたところを集めて、危険なところを除き、心身の鍛錬のための手法としてできた、日本古来の武道です。
 
現在では、世界200か国が国際柔道連盟に加盟しており、オリンピックの正式種目であり、世界中で広く行われているスポーツです。
 
紙谷先生はチームドクターとして、多くの国際大会に帯同され、現場を通して、外国人選手との筋力差を痛感されています。
 
その上で、筋トレの必要性を実感されています。
 
最近では、多くの日本人選手が筋トレを行っていることが、調査によって解っています。
 
そのデータ分析によって、課題が浮かび上げっています。
 
将来、日本人が国際舞台で活躍するための提案がされていますので、後日順を追って紹介したいと思います。
 
このテーマでの結論は、「筋トレを行うこと」になるのですが、その意味することの理解と実践の中身が重要に思います。
 
現在イングランドで行われているラグビーワールドカップでの日本の活躍は、柔道での未来の姿かもしれません。
 
結果を出すためには、一人でも多くの選手が、一日でも早く、柔道での稽古と同じような魂の入った筋トレの実施が必要に思います。
 
筋トレを実際行ってみると、それほど伸びなくなる場合があります。
 
それを打破するためには、筋トレにおけるスキルアップはもちろんですが、意識の高さががより重要になってきます。
 
筋トレは早いもの勝ちです。
 
特に筋トレで劇的な効果を上げることができる指導者に出会えた選手は、早く取り組めば取り組むほど他者にドンドン差をつけることができます。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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マルヤジム 会長
ストレングス・トレーニング・マスター
TAKANISHI FUMITOSHI
髙西 文利
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世界と戦うために

『臨床整形外科2015Vol.50No.9』(医学書院)9月号に掲載されている、
誌上シンポジウム
「Life is Motion ― 整形外科医が知りたい筋肉の科学」の全体は、以下の通りです。
 
1、緒言(柏口新二)
2、骨格筋―その神秘と可能性(石井直方)
3、高齢社会におけるサルコペニア肥満の実態と対策(久野譜也・他)
4、アスリートにとっての筋トレ―使える筋肉・使えない筋肉(谷本道哉)
5、世界と戦うために―全日本柔道における筋力トレーニングの現状と未来への提案(神谷武・他)
6、モンスターエンジンを手に入れろ―筋トレの取り組み方(高西文利)
7、100歳まで歩くために―スロートレーニングの理論と実践(谷本道哉)
 
これらのテーマの中で今回は、
 
5、「世界と戦うために―全日本柔道における筋力トレーニングの現状と未来への提案(神谷武・他)」
 
について紹介したいと思います。
 
この投稿は、JCHO東京新宿メディカルセンター整形外科の神谷武先生と柏口新二先生が担当されています。
 
内容としては以下の5つの具体的なテーマになっています。
 
①筋トレが柔道界に導入された経緯
 
②日本柔道における筋トレの現状
 
③なぜ日本柔道は筋トレに対して否定的なのか?
 
④未来への提案(嘉納治五郎師範が目指した柔道とは?)
 
⑤まとめ
 
キーワードとして、「柔道、筋力トレーニング、アンケート調査」の3つを挙げられています。
 
概要説明の中に「柔能く剛を制す」と「柔剛一体」の興味深い言葉がありました。
 
また、神谷先生が全日本柔道強化選手に対して筋トレ(筋力トレーニング)のアンケート調査をされた結果が公開されています。
 
筋トレの理解がどれほどか?
 
ということが良く解る2つのご意見があります。
 
1)柔道の稽古自体が筋トレになっている
 
2)正しい柔道は「柔能く剛を制す」である
 
これらは、トレーニング科学の視点では、明らかに間違いです。
 
ところが、経験で磨いてきた感覚的な視点では、正解ということになっています。
 
これからの投稿で、
これらの矛盾を紐(ひも)解き、
 
日本のスポーツ界の発展につながる提案まで説明していきたいと思います。
 
そのカギ、つまり土台となるのが『筋力トレーニング(筋トレ)』にあることを確認し、
 
またできるだけ多くの方々が
筋トレの無限の可能性と素晴らしさに気づかれ、
 
取り組まれることを願ってやみません。
 
今日も一日を大切に、元気に過ごしましょう。
 
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