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〓スクワットとレッグプレスの違い
2022-02-24
バーベルを担いて行うスクワットは重力に対して、鉛直方向にバランスを保ちながら行います。
 
脚をメインとして使いながら、上半身にも直接負荷がかかっています。
 
上半身と下半身の調和を保ちながら行います。
 
一方、レッグプレスは脚をメインとしながら、上半身には直接負荷がかかっていません。
 
腰で負荷を受け止めています。
 
レッグプレスだけを行っていると、スクワットの記録が伸びなくなることがあります。
 
その原因は、脚の筋力(下半身)と上半身の筋力の崩れとバランス感覚のズレと考えられます。
 
それに加えて、体を支えている軸の違いです。
 
スクワットでは背骨(体幹)が軸となり、股関節周りのインナーマッスルを使い、
 
バランスを保ちながらしっかりと重量を支えています。
 
レッグプレスの場合はマシンのレールが軸になっています。
 
そのため、脚で押すことに集中できる反面、関節を安定させるインナーマッスルを使う必要がありません。
 
脚の筋肉を鍛えてスポーツの動きにつなげるにはスクワットを行い続けて
 
インナー(スタビリティー)とアウター(モビリティー)の筋肉の協調性を保ちながら、
筋力と筋肉量を付けるようにします。
 
レッグプレスはスクワットの効果を加速する手段として用いることをお勧めします。
 
写真: マルヤジムは葉山店、宇野店長のレッグプレス
 
 
<参考文献>
『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
 
☆タトラボ(高西トレーニングラボ)ではパーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
 
<マルヤジム理念>
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
 
※『筋力強化の教科書』
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
 
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表 
・福岡ソフトバンクホークス・トレーニングアドバイザー(2010年より)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
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