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〓マシンとフリーウエイトの違い
2023-01-15
スポーツ選手が例えば、フリーウエイトでバーベルを担いで行っていた人が、
 
マシンでのスクワットだけを行うようになる場合があります。
 
それは、
①安全に行える、
②バーベルスクワットより高重量を使える
③より追い込める
 
などなどの理由が考えられます。
 
しかし、筋トレをスポーツでの瞬発力からスピードにつなげることを考えると、
心配なことがあります。
 
それは深部にある関節を固定して安定させる筋肉(インナーマッスル)と、
表層にある強い力を発揮する筋肉(アウターマッスル)との協調性です。
 
マシンには体の軸に当たる部分があり安定しているため、
 
インナーマッスルをそれほど使うことなく、
より安全にアウターマッスルを集中的に鍛えることができます。
 
そのことが、
インナーマッスルとアウターマッスルのバランスの崩れにつながる場合があるようです。
 
一方、バーベルやダンベルを用いた場合には、
インナーマッスルとアウターマッスルの協調性を保たなければスムーズな動きができなくなります。
 
これはスポーツの動きと共通しています。
 
マシンを利用する場合にはこのことを頭に置いて、トレーニングすることをお勧めします。
 
マシンはメイン種目であるフリーウエイトの効果を更に引き上げるためのサブ種目としての位置づけと役割が基本だと思われます。
 
写真: スミスマシンでのスクワット
 
<おススメ文献>
『筋力強化の教科書』2020.7.17初版、2020.8.16
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表 
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導者(2010年~)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
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(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から