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〓筋トレがスポーツ動作につながらない?!
2023-01-14
若手のプロ野球選手から、
「スクワットで140㎏/10回できるようになったのですが、動きが悪くなってしまいました。
どういうことでしょうか?」
 
という質問を受けたことがあります。
 
筋トレの本質的な目的は、
「筋肉のエンジンとしての性能を引き上げる」ことです。
 
「駆動力・伝達系としての柔軟性を高める」こととは異なります。
 
「燃料・気化器として心肺機能を引き上げる」こととも異なります。
 
そして、
「脳・神経系としての競技での技術力を引き上げる」こととも違います。
 
これらは生理学的な論拠によるチェック法です。
 
今回の場合はこれらとは違い、
筋トレのエンジンとしての性能も引き上げ、他の要素もしっかりと行っていることです。
 
20㎏のシャフトだけでスクワットのフォームを見せていただくと、
 
真横から見て、構えたときのバーの芯がしゃがむに従って、つま先へ流れていました。
 
このフォームでは、
バーの芯から足裏の土踏まずにある重心線(力の作用線)からズレた軌道を取っていて、
 
野球に必要な瞬発的な立ち上がりができなくなります。
 
これを長期間続けると、太ももの前の筋肉が他の部位より発達し、修正が効かなくなる心配があります。
 
幸い、上記の選手の場合、即修正してバランスの取れたフォームで行うことができました。
 
これで、野球で磨いてきた瞬発的な動きを生み出す脳の神経回路にアクセスできました。
 
生理学の基本に少し脳科学の基本をつなぐとで、このような対応も可能かと思います。
 
写真: 重心線を大切にしたスクワットの補助
 
<おススメ文献>
『筋力強化の教科書』2020.7.17初版、2020.8.16
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
TATLAB(タトラボ;高西トレーニングラボ)では、
高西が直接パーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
 
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表 
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導者(2010年~)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
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(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
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