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〓プロ野球「チームO・K」自主トレサポート⑭ 感情に筋トレの情報を載せる
2026-01-21
トレーニングルームの雰囲気づくりの手法として、あえて世間話から入り、そこから本題であるトレーニングの情報へと繋げていくことがあります。
 
「先日、ブルーノ・マーズのライブに行ってきたんだ。さいたまスーパーアリーナは超満員で、開演した瞬間に会場全体が揺れるような熱狂。最後までテンションが上がりっぱなしで、長崎から足を運んだ甲斐があったよ!」
 
「鹿児島まで三浦大知のライブを観に行ったら、歌とダンスの圧倒的なパフォーマンスに痺れたね。しかも、それを至近距離で体感できたんだ」
 
70歳を越えた私がこうした話題を投げかけると、選手たちは「えっ、本当ですか!?」「うらやましい、自分も行きたいです!」と一気に身を乗り出し、場のテンションが跳ね上がります。
 
私はその「感情が動いた瞬間」を逃さず、トレーニングの核心を突く言葉を投げかけるようにしています。
「さあ、この勢いで今日のトレーニングに入ろう! 今日は自己ベストに挑戦する日だ。10レップの後半、特に8910回目。ここが筋肥大を引き起こす『物理的刺激』と『化学的刺激』が最大化する極めて重要な局面だよね。全神経を集中させていこう!」
 
このように、感情がポジティブに振れたタイミングで情報を提示すると、重要な理論がより深く心に刻まれ、スムーズに選手へ伝わっていきます。
 
指導を続けていると、選手側から場を盛り上げる話題を持ちかけてくることもあります。私も彼らのテンションに呼応しながら、指導者として有益な情報を発信し続けます。情報の相互作用が「熱気」生み出します。
 
去年の大晦日には、矢沢永吉さんのNHK紅白歌合戦でのパフォーマンスが大きな話題となりました。その熱狂をトレーニングルームに持ち込み、場が最高の熱気に包まれた結果、見事に自己新記録を更新した選手がいました。
この時も、感情の波をどうトレーニングの成果に結びつけるか、その「情報の流れ」を強く意識して指導にあたりました。
 
感情と情報が一つに溶け合い双方が見事に作用し合い、選手が心から納得して追い込めた時、指導の後には言葉にできないほどの充実感があります。私自身の中にも新たなエネルギーが湧き上がってくるのを感じます。
 
<写真>2025年チーム和田の最期の指導
 
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<髙西文利>
マルヤジム・タトラボ代表 
『筋力強化の教科書』・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
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