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〓「基本を極める」ことがもたらす進化
2026-01-27
〓「基本を極める」ことがもたらす進化
マルヤジムに通う高校3年生のラガーマンが、現在、筋肉量・筋力ともに劇的な向上を見せています。部活動を引退し、大学進学後もラグビーを継続するために、さらなる高みを目指してトレーニングに励んでいます。
彼は中学3年生の秋から筋トレを開始し、これまでの3年間、下半身の基本種目である「フルスクワット」を徹底してやり込んできました。開始当初は40kgで10回が限界でしたが、現在は190kgで10回を挙上するまでになりました。驚くべきことに、これまで脚のトレーニングはスクワットのみに絞って取り組んできました。
現在は、トレーニング部位を分ける「3分割法」を取り入れ、スクワットに加えてレッグプレス、レッグカール、レッグエクステンション、カーフレイズといった種目も追加しています。これらの種目を導入したことで筋肥大はさらに加速し、筋力も一段と向上しました。
<「相補効果」から「相乗効果」へ>
なぜこれほどの急成長が起きているのでしょうか。それは、長年「基本を極める」努力を継続してきた結果に他なりません。 スクワットのレベルを極限まで引き上げたことで、新しく導入した種目にもその強度が波及し、効果を増幅させています。個々の種目が単に足りない部分を補う「コンプリメント(相補)効果」を超え、互いに高め合う「シナジー(相乗)効果」を生み出しています。
これはまさに、「基本を深堀して極めることこそが、高度な専門性への扉を開く」ことの証明と言えます。
<芸術的なフォームと合理性>
プロ野球の阪神タイガース・大竹耕太郎選手も同様です。彼の脚のトレーニングは、フルスクワットとカーフレイズが中心です。3年間、1回15分ほどかけて磨き上げられたそのスクワットのフォームには、芸術的なまでの美しさが宿っています。
もし、脚の種目を多用してフルスクワットの記録が伸び悩み、停滞している瞬発系アスリートがいるならば、あえて他の種目を控え、スクワットを徹底的に磨き上げることをお勧めします。補助種目を行わないことに不安がある場合は、セット数を最小限に抑えて調整すると良いでしょう。
<物理的合理性と身体の連動>
基本を突き詰め、筋肉量と筋力が向上してくると、骨盤・股関節・膝が描く軌道が、その人の骨格や身体特性に最適化されていきます。これにより、重力と「テコの原理」を最大限に活用した合理的な動作、つまり「真の基本」が身につきます。
「基本を極める」目的は、単なる数値の向上だけではありません。圧倒的な筋肉量と筋力を獲得し、それによってアスリートとしての「しなやかでキレのある驚異的なスピード」を手に入れることにあります。
<写真>長崎北高校ラグビー部高元選手のトレーニング
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<髙西文利>
マルヤジム・タトラボ代表
『筋力強化の教科書』・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著
(た)楽しい・正しい筋肉づくりは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくりから
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