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〓筋トレにおける安全の考え方
2026-02-13
私は筋トレの指導において、「安全第一、安心第二、効果第三」という優先順位を提唱しています。
トレーニングの究極の目的が「効果を出すこと」であるのは間違いありません。しかし、その土台には必ず「安全」と「安心」がなければなりません。
トレーニング理論を正しく習得・実践し、「このやり方なら大丈夫だ」という安心感を持って取り組むことは、ポジティブな心理状態を生み出します。この精神的な余裕こそが、最短で最高の結果を引き出す鍵となります。
現場では熱中するあまり安全が疎かになりがちですが、指導者は一瞬の隙も作らぬよう、常に徹底した安全管理を行う責務があります。
かつて福岡ソフトバンクホークスのトレーニングルームで指導をしていた際、ある著名なベテラン選手が新人選手へ贈った言葉が非常に印象的でした。
その選手は、プロとして最も大切なことは「ケガをしないこと(安全管理)」だと説いていました。若き日の負傷に苦しんだ経験から辿り着いた、重みのある言葉です。
プロにとって「勝利への貢献」は絶対条件であり、最優先事項であるはずです。しかし、あえて「安全」を一番に掲げるその姿勢に、私は深い感銘を受けるとともに、本質を突いた論理に納得しました。
「勝利(効果)は当たり前のこととして無意識の領域に刻み込み、一方で安全は常に意識の領域に留め、最重要事項として確認し続ける」。これこそが、長く第一線で活躍し続けるための真理なのでしょう。
そのベテラン選手は引退直前まで、以下のような高強度トレーニングを「平常心」で淡々とこなしていました。
・フルスクワット: 170kg × 10回
・ダンベルプレス: 40kg × 10回
・ワンハンド・ダンベルベントオーバーロウ: 50kg × 10回
「安全」を常に意識の最前面に置いているからこそ、これほどの高重量を扱っても慢心せず、引退まで高いパフォーマンスを維持し続けられたのだと確信しています。
<写真>長崎商業高校トレーニング室での実技指導
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<髙西文利>
マルヤジム・タトラボ代表
『筋力強化の教科書』・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著
(た)楽しい・正しい筋肉づくりは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくりから
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