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〓パワーアップの方法
2021-06-29
スポーツ選手が筋トレを行う場合には、「競技で勝つ」という明確な目的があります。
そのためには、「筋トレで、筋肉のエンジンとしての基本性能を引き上げる」というのが基本的な方法です。
エンジン(動力源)としての基本性能はパワーです。
車でいえばパワーは馬力に当たります。
力学の視点から、「パワー=力×スピード」という公式より、
パワーを引き上げる方法は、筋力アップかスピードアップ、または両者を同時に上げることです。
筋力は筋肉量で決まります。
筋トレで筋肉量を増やすことで、パワーそのものをアップできます。
車では50馬力を100馬力に改造することと同じです。
スピードは骨(筋肉)の長さで決まり、こちらに過度の時間をかけるトレーニングはあまりお勧めできません。
ところで、RM(最大反復回数)と効果を調べた結果として、1~4RMでは筋力アップすることが解っています。
これは神経が重さに慣れることで、筋力を引き上げる方法です。
従って、スポーツ選手がシーズン中に、1~4RMでの筋トレも有効です。
しかしながら、筋肉量を増やすという効果はそれほどありません。
筋肉量を増やすには、10RMほどで行うことが最も効果的です。
それに、筋肉量が増えれば結果として筋力アップもできます。
シーズン中に1~4RMで筋トレを行う方法の短所は以下の2つです。
①傷害(ケガや故障)になるリスクが高い
②精神的なストレスを受ける
例えば、150㎏/10回RMで行っている人は、
シーズン中200㎏前後で1~4回行うことになり、かなりの肉体的・精神的な負担をかけることになります。
そこで、50%1RMでの重量を使ったバリスティックトレーニングをお勧めします。
200㎏/1回RMの場合は、100㎏/10回を毎回、爆発的に立ち上がるようにします。
このようにすることで、パワーを発揮する能力を高めることができます。
ただ、瞬間的に発揮される床反力は200㎏を超えることがあり、
体には一時的に大きな負担がかかります。
バリスティックトレーニングを行う時には、予めそれに十分耐え得る筋肉量を作ることが前提としてあります。
オフシーズンには筋肉量を増やし、シーズンにはバリスティックトレーニングでパワーアップを図ることが、安全面と効果面からもお勧めです。
因みに、バリスティックトレーニングでは筋肉量の維持はできますが、筋肉量を増やす効果はあまり期待できません。
筋トレの基本はあくまでも10RMでのトレーニングです。
写真: マルヤジム中央橋店、高柳店長の南高野球部の指導
<マルヤジム理念>
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
☆タトラボ(高西トレーニングラボ)ではパーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
※『筋力強化の教科書』
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表
・福岡ソフトバンクホークス・トレーニングアドバイザー(2010年より)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
https://www.instagram.com/f.takanishi/?hl=ja 髙西文利のインスタグラム
https://www.youtube.com/watch?v=uKp5sLIVpgo マルヤジムユーチューブ
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