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マルヤジムの原点

筋力トレーニングとの出会い

左から、東京大学大学院教授 石井直方先生、マルヤジム会長 高西文利。
 
 
私の筋肉づくり運動(筋トレ)との関わりは、法政大学入学時の1976年からスタートしました。
 
入学して3カ月後、体調を崩した私は、大学の診療所で「食事をしっかり取ることと適度な運動」を薦められました。そこで体育館を見学することにしました。地下1階にトレーニングルームがあり、お昼休みに行ってみると、ボディビル部員がトレーニングをしていました。“ベンチプレスやスクワット”という言葉さえ知らないまま、入部しました。6月中旬のことでした。
 
トレーニング開始時、私の50kgそこそこの体重はどんどん増えて、大学3年生の終わり頃には、驚異的な増加で、100kg近くにまでなっていました。このような経験をしながら私は学生時代に、関係者の方々から、筋肉づくり運動(筋トレ)の基本(原理原則)を学びました。
左から、東京大学大学院教授 石井直方先生、サンプレイ会長 宮畑豊先生、マルヤジム会長 高西文利。
 
大学卒業後は東京上野御徒町にあるサンプレイ・トレーニングセンターにお世話になりました。その理由は①尊敬する宮畑豊会長の指導を受けることと、②現東京大学大学院教授の石井直方先生と一緒に、トレーニングをさせて頂くことの2つです。
 
そこで私は、実践を宮畑会長に、理論を石井先生に学びました。それと、私にとっては、当時のサンプレイの雰囲気がとても気に入っていました。宮畑会長を中心として、一つのファミリーになっていて、女性の会員様も多く、男性の熱気がムンムンしていながら、まったく違和感がありませんでした。ボディビルダーを含むスポーツ選手から、一般の健康管理者、高齢者、歩くことも困難な人など、男女を問わず、いろいろな会員様がトレーニングをしていました。そこでは自然に会話が弾み、感動的な場面が共有され、“出会い・ふれあい”から結婚に至る会員さんも多数いらっしゃいました。
 
そして、1987年の12月26日、故郷の長崎へ戻ることになった時には、理想とするジムのイメージができ上がり、長崎で何ができるか?私の果たすべき役割とは何か?なんとか“指導者としてやっていける”という自信と確信をつかんでいました。
 
私は、宮畑会長と石井先生に、筋肉づくり運動の進むべき道を教わりました。サンプレイという環境の中で、楽しく、喜びと幸せを感じながら、育てられたように思います。そのお陰で、長崎に帰ってから、私は、現場に目を向けながら、現場に学び、失敗をくりかえしながら、やっと今のレベルにたどり着きました。
 
『凡庸な教師は、命令する。いい教師は、説明する。優れた教師は、範となる。偉大な教師は、心に火をつける』<アメリカの教育者ウィリアム・ウォードの言葉>
 
私は宮畑会長・石井先生に、徹底して、心に火をつけて頂いたと思っています。
 
日本には昔から『守・破・離』という大切な教えがあります。現在ではホスピタリティやコーチングでも使われ、以下のような意味があると言われています。
 
①『守』・・・基本であり、先生や師匠の教えを徹底して守り、完全に身に付ける。
②『破』・・・身に付けた教えを応用、改善して自分なりに試してみる。
③『離』・・・オリジナルな独自のスタイルを確立し、発展させ精進を重ねる
 
※参照文献:『ホスピタリティコーチング』清水均、『成功ノート』企業家大学
 
①私はサンプレイで、トレーニングジムの本質、筋肉づくり運動の基本原理と原則(筋肉に効かせる・筋肉を見る目)の深みを、徹底して学びました。
②長崎に帰ってからは、現場を観察し、サンプレイで身に付けた、教えを応用して指導してきました。
③マルヤジムの考え・価値観で、オリジナルな指導法を提案し、実践しています。
私が法政大学・サンプレイで学んだこと。何もないところから、マルヤジムが生まれた原点がここにあります。

平成22年12月1日
マルヤジム会長/ストレングス・トレーニングマスター
高西文利

マルヤジム会社概要