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〓体重のコントロールには筋トレを③
2024-03-03
福岡ソフトバンクホークスの指導で、
身長185㎝、体重65㎏の選手を、
 
1年間で、20㎏近く増量できた筋トレの指導はとてもシンプルで、
 
「筋トレの原理原則に従う」ことでした。
 
もう少し、具体的に言えば
「生理学に基づいた筋トレの基本の実践」です。
 
これを、
種目選びからプログラム作り、メニューを実践する過程で使っていました。
 
スクワットを行う場合、足幅からつま先・膝の向き、
各関節の無理のない使い方まで、基本に忠実に行いました。
 
可動域はできるだけ大きくして、
しっかりとしゃがむ「フルスクワット」を行うようにしました。
 
それまでは、膝関節が直角までしゃがむハーフスクワットで、
高重量を行っていました。
 
これでは、苦しさが増す上に、
筋肉にマイオカインを分泌させて、内臓を丈夫にするような刺激を与えることができていませんでした。
 
ましてや、筋肉増強としての、
太もも周りの刺激としても小さくなってしまい、どう見ても細さが目立っていました。
 
一方、
太ももが水平までしゃがむパラレルスクワットや、
しっかりと最後までしゃがむフルスクワットでは、
 
その苦しさの何倍もの見返りを受けることができます。
 
その当たりは、徹底して行うようにしました。
 
半年もすると、
今まで着用していたユニフォームがパツパツになって、
 
特に太もも周りとお尻の発達が目立つようになり、
そのことを周りにいる関係者の皆様からよく言われるようになりました。
 
この方法はスクワットだけでなく、ベンチプレスや他の全ての種目にも取り入れました。
 
その結果として、
1年間で20㎏ほどの体重増加に成功しました。
 
この裏には、
もちろんマイオカインの作用もありますが、
 
筋肉を太く大きくするしくみの基本である、
「筋線維再生系」と「タンパク質代謝系」という2つを使って行いました。
 
具体的には、
『筋力強化の教科書』(2020.7.17)と『筋力強化の基本書』(2023.8.25
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
に書いていますので、参考にしていただけると幸いです。
 
写真: 1992年アジア大会優勝時のステージ(インドネシアのジョグジャカルタ)
 
https://tatlab-fitness.com/  『タトラボ』ウエブサイト 202424日開設
※タトラボでは「パーソナル指導・研修会・講習会・出張指導等」を承ります。
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<髙西文利>
・マルヤジム(中央橋 宝町 葉山)・タトラボ(高西トレーニング研究室)代表 
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導(2010.11~)
・『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2020.7.17
・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2023.8.25
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
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