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〓ぎりぎりのトレーニングを安全に行うには
2024-04-17
筋トレの現場では、より高いレベルを目指して、
ケガをしてしまいそうなぎりぎりのトレーニングを行っている人がいます。
そこを乗り越え、
素晴らしい結果につなげることができる人には、
一つの共通点があるように思います。
ケガや故障の原因は、
①体の使い方の間違い
②体の使い過ぎ
という2つがあります。
①はマルユースといって、
正しいフォームで行うことで障害を予防することができます。
②はオーバーユースといいます。
障害予防ができている人は①はもちろん予防できていますが、
②の見極めが上手くできているようです。
どれほど追い込んだらケガをしてしまうか、というような見極めが。
ではどうしたらそれを身に付けられるか、
私なりに考えてみると、
日ごろから、
安全第一を頭に入れておくようにします。
そして、
決めたことを行う強い気持ちと冷静さのバランスを取ります。
終了後は、体のどこかに痛みはないかを点検します。
翌日・翌々日の体の変化にも気を付けるようにして、確認します。
②は客観的な判断もありますが、最終的には心で判断するものです。
「お前は本当に全力を出したか?」ということを、
自分自身に問いかけてみる前提条件として、
「体に違和感が無い」ことがあるように思います。
心が曇りなく、晴れ渡っていることを確認できたとき、
初めて全力を出して、オールアウトするまで追い込みます。
不安が少しでもあるときには、
そのときこそ勇気を振り絞り「ぎりぎりまで追い込まない」ように調整します。
ケガするかしないかの見極めは、
「追い込まない勇気があるかどうかで決まる」そのようにも思えます。
写真: 20代後半の頃の私
※タトラボでは「パーソナル指導・研修会・講習会・出張指導等」を承ります。
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<髙西文利>
・マルヤジム(中央橋 宝町 葉山)・タトラボ(高西トレーニング研究室)代表
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導(2010.11~)
・『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2020.7.17)
・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2023.8.25)
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
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