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〓MTストラップを作った訳
2024-04-28
MTストラップを作るきっかけとなったのは、
「使っている器具と体の違和感」です。
通常、ストラップを使うのは、
・おもりをぶら下げて行うチンニング、
・高重量でのラットマシンプルダウン、
・高重量でのデッドリフトやベントオーバーロウなど、
重量が重過ぎて握力が持たない場合です。
長年筋トレと関わっているうちに、
このようなこととは別に、
ボクシングの「手打ち」、
野球での「手投げ」というようなことが、
筋トレでもあることに気づきました。
それが、
「器具を握っている部分であるグリップの違和感」でした。
このような方法では、
グリップを握る力が大き過ぎて、
目的の筋肉に十分な刺激を伝えることが難しくなります。
ベンチプレスでの「手上げ」、
チンニングやラットマシンプルダウンでの「手引き」
といえそうです。
ボクシングでの「手打ち」、野球での「手投げ」が、
それらのスポーツで重要な素早い動きや、キレのある動きを妨げます。
筋トレにおいても同様に、
押す動きでの「手上げ」、引く動きでの「手引き」が、
スポーツ動作に悪影響を与えることがあります。
それらの癖が、スポーツ動作に出て来るからです。
また、
筋トレでも胸や背中などの、
体幹を作っている大きな筋肉群を発達させるには、
どうしても「手上げや手押し」では、限界があります。
そのような動きが身に付いてしまう前に、
ストラップを使って行うことで、
大筋群である大胸筋や広背筋に、上手く刺激を伝えることができます。
また、
「手上げ・手押し」が身に付いてしまっている経験豊かな人でも、
簡単に動きの矯正ができるようになります。
このような理由によって、
アスリートの競技力向上から健康づくりに至るまで、
誰にでも簡単に使えて、
最も貢献できるものとして、MTストラップを開発しました。
写真: MTストラップ
※タトラボでは「パーソナル指導・研修会・講習会・出張指導等」を承ります。
https://www.instagram.com/f.takanishi/?hl=ja 髙西文利のインスタグラム
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<髙西文利>
・マルヤジム(中央橋 宝町 葉山)・タトラボ(高西トレーニング研究室)代表
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導(2010.11~)
・『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2020.7.17)
・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2023.8.25)
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
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