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〓食事で「固定するもの」と「動かすもの」
2024-03-27
三大栄養素として「炭水化物・タンパク質・脂質」があります。
これらは体を健康に保つためにはなくてはならないものです。
筋肉づくり場合には
「1日のタンパク質摂取量が体重1㎏あたり1.5倍~2倍」といわれています。
体重60㎏の人は、60×1.5=90g、60×2=120g、
毎日90g~120gのタンパク質をとるように固定します。
そして、体脂肪が気になる人は、
毎日の全体の摂取カロリーの、たとえば15%とし固定します。
2000Kカロリーの場合、
2000×0.15=300Kカロリーを毎日摂るようにします。
これをgに直すと、脂質は1gあたり9Kカロリーですので、
300÷9≒33gになります。
そして、その他を炭水化物にします。
炭水化物は筋トレを行うときの大切なエネルギー源です。
筋肉中にはグリコーゲンとして蓄えられています。
このとき、糖質1分子あたり4分子の水を伴って、筋肉中に溜めてあります。
もし、筋肉内に糖質としてのグリコーゲンが不足すると、
水分まで筋肉から出ていき、
筋線維の細胞の中で筋肉をつくる反応が妨げられることになります。
力発揮や水分などのことを考えると、炭水化物は固定しないで、
筋トレの頻度や強さ、それに時間によって「動かすもの」とします。
そして、体組成計で筋肉量を確認し、
筋トレの実践では「筋力が伸びる」ようにします。
ちなみに、
ボディビルダーの中には、タンパク質を標準よりも多くとっている人がいます。
内臓、特に腎臓に負担がかかり続けますので注意が必要です。
そのことは、
『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・高西文利著、
にも書いてありますので、参照ください。
写真: 1991年ころの私
※タトラボでは「パーソナル指導・研修会・講習会・出張指導等」を承ります。
https://www.instagram.com/f.takanishi/?hl=ja 髙西文利のインスタグラム
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<髙西文利>
・マルヤジム(中央橋 宝町 葉山)・タトラボ(高西トレーニング研究室)代表
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導(2010.11~)
・『筋力強化の教科書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2020.7.17)
・『筋力強化の基本書』(東京大学出版会)石井直方・柏口新二・髙西文利著(2023.8.25)
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
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