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〓意味を理解して行う
2021-09-28
筋トレの効果を引き出すには、各種目を正しく行う必要があります。
 
マルヤジムでは自重で行うスクワットの場合、以下のように説明します。
 
<構え>
①足幅を踵で肩幅に取る
②つま先を少し外向に向け、背筋をまっすぐにして、足裏全体で支える
③手は頭に添えるか、胸の前で組む
④胸を張って、前を見る
 
<ポイント>足裏全体で支える 
<注意点>腰が前に入り過ぎない
 
<動き>
①お尻を引き、椅子に腰かけるように、股関節・膝・足首の順に曲げる
②しゃがみきったとき、つま先の真上に膝がくる(脛と背筋が平行)
③股関節を伸ばしながら立ち上がる
 
<ポイント>しっかりとしゃがむ(フルかパラレル)
<注意点>猫背にならない 膝を絞らない
 
※体力に合わせて深さを調整する場合がある
 
このような説明の中でも、関節・筋肉のしくみ、動きの意味を説明します。
 
しかしその前に、なぜスクワットを行うか?
 
ここの意味を抑えておくことが重要です。
 
スクワットの目的は、筋肉量を増やすことです。
 
私たちの筋肉は速筋(白筋)と遅筋(赤筋)の2つでできています。
 
ウォーキングやジョギングなどでは、老化に伴って落ちる速筋を鍛えることができません。
 
それらは遅筋を鍛える運動で、心肺機能の向上のために良い運動です。
 
筋肉量を増やすには速筋を鍛える筋トレが必要不可欠です。
 
これは私たちの筋肉の働き・性質を研究する学問としての生理学の答えです。
 
現在の日本では、寝たきりの期間は男性で10年、女性で15年ほどです。
 
人生の10分の1が寝たきり期間です。
 
これをできるだけ短くするには、速筋を鍛えて筋肉量を増やす運動が一番です。
 
筋トレで行うスクワットは、一生歩いていける運動の切り札であることは間違いありません。
 
それを誰もが、より安全に、より確実に、しかも簡単に行うことができる方法として、スロートレーニング(スロトレ)があります。
 
先日、女性の筋肉体操参加者(80歳)が「とにかく、健康が一番!」と言われていました。
 
その方は現在一人暮らしをされています。
 
筋トレの意味を、スクワットの意味を、参加者全員で共有してからのお言葉でした。
 
写真:マルヤジム葉山店、山下店長指導の筋肉体操の参加者の皆さんと
 
 
<マルヤジム理念>
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から
 
☆タトラボ(高西トレーニングラボ)ではパーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
 
※『筋力強化の教科書』
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表 
・福岡ソフトバンクホークス・トレーニングアドバイザー(2010年より)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
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